受験生の身体活動データ、運動メリット

[研究協力募集情報]

(1) 現在、簡単な運動による脳血流や認知機能の変化に関する研究を進めています。東京、埼玉、神奈川で1日で5名以上測定できる可能性があるグループ(対象:小学校5年生~中学3年生、一人当たり45分程度)がございましたら、ぜひお問い合わせください。詳細をご案内いたします(協力者への謝金あり)。

(2) 2024~2025年頃に、脳を活性化する短時間の軽運動プログラムの継続的実施(1回5分、1日数回、3ヶ月間実施)が学力等に及ぼす影響を検証予定です。内容にご興味があったり、研究にご協力いただける可能性がある学校や学習塾の方は、ぜひお問い合わせください(協力者への謝金あり)。

連絡先: takashinaitou☆moegi.waseda.jp ☆を@マークに変更してください

[新着情報]

2023/04/14 雑誌「螢雪時代」5月号に受験生向け運動記事が掲載されました。
2022/11/01  スタディサプリ進学マガジン2022に受験生向け運動記事が掲載されました。
2021/08/21 雑誌「螢雪時代」9月号に受験生向け運動記事が掲載されました。
2021/06/26 2021年度日本運動疫学会優秀論文賞を受賞しました。
2021/04/01 子供の脳機能を高める運動プログラム開発の研究活動を開始しました。
2021/03/13 雑誌「螢雪時代」4月号に受験生向け運動記事が掲載されました。
2020/12/14 雑誌「螢雪時代」1月号に受験生向け運動記事が掲載されました。
2020/12/01 学術雑誌「体育の科学」第70巻12号に論文が掲載されました。
2020/11/12 読売新聞[夕刊]で研究データ、運動ガイドが紹介されました。
2020/10/26 日本経済新聞[朝刊]で研究データが紹介されました。
2020/10/26 日本教育新聞で研究データ、運動ガイドが紹介されました。
2020/10/14 教育新聞[電子版]で研究データ、運動ガイドが紹介されました。
2020/10/14 雑誌「蛍雪時代」11月号に受験生向け運動記事が掲載されました。
2020/09/30 学術雑誌「運動疫学会誌」第22号2巻に論文が掲載されました。

[受験生の身体活動量]
(週当たりの時間)

受験期前 受験期
中学3年生男子 540分 >>> 270分
中学3年生女子 420分 >>> 251分
高校3年生男子 300分 >>> 210分
高校3年生女子 228分 >>> 200分

内藤隆,青少年の受験期における身体活動量および座位時間の変化の実態. 運動疫学研究, 22(2): 92-102. 2020.
※中強度(歩行)以上の身体活動時間。通学での徒歩なども含みます。
※中学生、高校生の年代は、中強度(歩行)以上の身体活動を毎日60分行う(週420分)こと、骨・筋肉を強化するための高強度活動を週3日ほど組み込むが推奨されています(健康のための身体活動に関する国際勧告(WHO) 日本語版)

[受験生が体を動かすことのメリット]
\良い姿勢づくりや受験太りの予防にも効果あり。/

脳が活性化!

体を動かすと脳への刺激や血流が増え、脳の働きが高まり、頭が冴えます。脳の発達にも良い影響があります。

体調が整う!

運動不足で体力が低下すると、体調不良や疲れやすくなります。適度に体を動かすことは免疫力を高めます。

前向きになる!

体を動かすと脳内物質の分泌が増え、やる気が高まったり、気分が安定してストレスを溜め込みづらくなります。

受験期をアクティブに過ごすための実践例

  • 通学の時に少し早足で歩くようにする。階段を使う。
  • 勉強の合間や休憩時間、自由時間に体を動かす。
  • ホームルームの時間や授業の合間にみんなでストレッチをする。
  • 休み時間に座りっぱなしにならず、必ず椅子から立ち上がる。
  • 近所を散歩したり、週末に好きなスポーツをする。
  • 体育の授業で積極的に体を動かす。
  • 家事を手伝う。

自分が取り組めることや目標を考えて、ノートに書き出してみよう!それができた日はカレンダーに〇を付けたり、活動状況を定期的に振り返るのをお勧めします!

[身体活動量を計算してみよう!]


お知らせ
「受験生のための運動ガイド(リーフレット版)」を授業の副教材・資料として利用希望の教育機関にはデータを無償で提供します。学校等で印刷(A4両面印刷1枚またはA4片面印刷2枚、カラーまたはモノクロ印刷)し、ご活用ください。問い合わせページより学校名、ご担当者名、送付先メールアドレスをご連絡ください。

[プロフィール]

内藤 隆
明治大学研究・知財戦略機構 研究推進員
早稲田大学発育発達研究所 招聘研究員
早稲田大学スポーツ科学部研究科博士課程在籍
これまで子供から高齢者、運動初心者からアスリートまで1万人以上に運動指導を行い、受験生の身体不活動と座り過ぎを予防する研究や情報発信に取り組んでいる。
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。修士(スポーツ科学)

[論文データ]

[原著] 青少年の受験期における身体活動量および座位時間の変化の実態
(2021年度日本運動疫学会 優秀論文賞 受賞論文)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ree/22/2/22_2002/_article/-char/ja